27日の香港市場概況:ハンセン4.2%安で3日続落、科技指数8.0%下落

27日の香港市場は、主要58銘柄で構成されるハンセン指数が前日比1105.89ポイント(4.22%)安の25086.43ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が475.66ポイント(5.08%)安の8879.58ポイントとそろって3日続落した。ハンセン指数は昨年11月4日以来の安値水準に落ち込んでいる。売買代金は3606億7040万香港ドルに膨らみ、過去最大を記録した(26日は2682億4580万香港ドル、これまでの過去最大は今年2月24日の3530億500万香港ドル)。

各分野を対象とした中国の引き締めを警戒した売りが続く流れ。ネット企業や教育産業に対する締め付け、不動産抑制策の強化など、中国当局は規制の動きを加速させている。直近では中国の工業情報化部が26日、インターネット業界の集中取締に着手すると発表した。プラットフォームを有するネット株の下落が止まらず、ハンセン科技指数は8.0%安と他の指数をアンダーパフォームしている。中国経済回復の腰折れも警戒。全国工業企業の利益総額は今年5月、前年同月比で20.0%増加したものの、伸びは5月の36.4%から大幅に鈍化した。4月は57.0%増だったため、増加率の鈍化は続いていることとなる。指数は徐々に下げ幅を広げ、引けにかけて一段安となった。(亜州リサーチ編集部)

ハンセン指数の構成銘柄では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー:241/HK)が18.5%安、飲食ポータルサイトの美団(メイトゥアン:3690/HK)が17.7%安、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が13.9%安、火鍋チェーン最大手、海底撈国際HD(ハイディラオ・インターナショナル・ホールディング:6862/HK)が10.5%安と下げが目立った。

セクター別では、管理サービスやデベロッパーの不動産が安い。上記した碧桂園服務のほか、雅生活智慧城市服務(3319/HK)が16.5%、世茂服務HD(873/HK)が7.9%、中国恒大集団(3333/HK)が13.4%、万科企業(2202/HK)が7.5%、融創中国HD(1918/HK)が6.2%ずつ下落した。恒大に関しては、実施が期待されていた特別配当の見送りなどが失望されている。

医薬品セクターも急落。百済神州(ベイジーン:6160/HK)が15.1%安、四環医薬HD集団(460/HK)が8.2%安、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)が7.8%安、石薬集団(1093/HK)が7.1%安、中国生物製薬(1177/HK)が5.1%安で取引を終えた。

海上輸送やコンテナ生産・リースの海運セクターもさえない。東方海外(オリエント・オーバーシーズ:316/HK)が10.3%安、中遠海運HD(1919/HK)が8.5%安、海豊国際HD(SITCインターナショナル・ホールディングス:1308/HK)が7.8%安、太平洋航運集団(2343/HK)が3.7%安、勝獅貨櫃(シンガマス・コンテナ:716/HK)が9.3%安、中国国際海運集装箱(中国国際コンテナ:2039/HK)が6.3%安、中遠海運発展(2866/HK)が6.0%安と値を下げた。

本土市場も3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比2.49%安の3381.18ポイントで取引を終了した。不動産株が安い。金融株、医薬品株、消費関連株、資源・素材株、インフラ関連株なども売られた。半面、ハイテク株の一角は物色されている。

亜州リサーチ(株)

《FA》

提供:フィスコ
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