主力株決算前に方向感出ず/後場の投資戦略

日経平均 : 27603.57 (-38.26)
TOPIX : 1926.31 (-4.83)

[後場の投資戦略]

日経平均は27500円を意識した底堅さは見られるものの、28000円の回復は遠く、その手前にある200日移動平均線をも超えれられない日が続いている。中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)や米サプライマネジメント協会(ISM)発表の製造業景気指数などの前月比での悪化傾向が続き、景気のピークアウト懸念がくすぶっているほか、中国当局による規制強化を巡る動きも連日のように報道されている。規制範囲も徐々に広がっているようで不透明感が強い。

東京市場は週初こそは大幅に反発し、その日にはクレディ・スイス(CS)などの先物の目立った買い越しが見られたが、前日は目立った手口は確認されなかった。日経平均が200日線を超えられない停滞ムードが続くなか、特段の材料がない限りは海外勢の買い越しに弾みがつくことは難しいだろう。

そうした中、本日は後場の取引時間中にトヨタ<7203>が決算を発表するほか、引け後にはソニーG<6758>などが決算を発表する予定で、主力株の中でも注目度の高い決算が相次ぐ。これらの主力企業が好決算とともに早々に通期計画を上方修正してくるなど、インパクトのある動きを見せてくるかに注目したい。

むろん、仮にそうしたポジティブな動きがあったとしても、日本株の上値を抑えている外部環境(コロナ感染動向、政局不透明感など)に変化がなければ、海外勢による本格的な買いも入ってこないだろう。ただ、主力企業の好決算が相次げば、海外投資家の日本株に対する見方は変わってくるだろう。今は海外投資家の目が向かなくても、外部環境が良化してきた際には一気に動いている可能性も想定される。中長期目線で今後海外勢が買ってきそうな銘柄をこの決算シーズンの中で見つけておきたい。

後場は、トヨタの決算を待つなか様子見ムードが強まりそうだ。ただ、トヨタの株価は好決算を期待した買いからか、足元で再び大台の1万円を超えてきている。決算を受けて6月に付けた上場来高値10330円を捉えてくるような動きが出てくれば、全体の底上げ機運も高まるかもしれない。
《AK》

提供:フィスコ
後場、投資戦略

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