中小型株の決算を受けた個人主体による売買が活発化/オープニングコメント

10日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだが、底堅さは意識されやすいだろう。9日の米国市場ではNYダウが106ドル安だった。新型コロナウイルス感染件数が6カ月ぶり高水準に達し、投資家心理が悪化。景気回復が損なわれるとの懸念から売り優勢の展開だった。しかし、6月JOLT求人件数が過去最高を記録し、労働市場の改善が明らかになると警戒感が緩和しており、底堅さは見られている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の27890円。円相場は1ドル110円20銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行の展開が意識されそうである。米国市場では先週末に予想を上回る雇用統計を受けてNYダウ、S&P500は史上最高値を更新しており、週初は反動も意識されやすいところであったため、嫌気した動きは限られそうである。また、主要企業の決算発表が概ね一巡したことにより、改めてイレギュラー的な動きとなった銘柄への見直しも意識されやすい。機関投資家も動きやすくなると考えられるため、下値の堅さは見られそうである。

先週の日経平均はこう着ながらも緩やかなリバウンドを見せてきており、27500円を支持線として確認した。積極的な売買は期待しづらいところではあるが、節目の28000円および上値抵抗線として意識されている25日線を捉えてくる可能性はありそうだ。先物市場ではクレディスイスがショートカバーの動きを見せてきたことも、下値の堅さを意識させやすいところ。

物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別物色となろう。また、今週は中小型株の決算が中心になることから、個人主体による売買が活発化しやすい。お盆休みとなることから、個人投資家の売買比率が高まりそうであり、短期的な値幅取り狙いの動きも目立ってきそうだ。
《AK》

提供:フィスコ
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