個人主体の中小型株物色が中心になりやすい/オープニングコメント

13日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれる。12日の米国市場ではNYダウが14ドル高だった。7月生産者物価(PPI)の伸びが予想を上回り、インフレ高進への脅威から売りが先行した。ただし、週次新規失業保険申請件数が3週連続で減少したことを好感した買いも目立ち、上昇に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の28055円。円相場は1ドル110円40銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることが見込まれる。米国ではハイテク株の一角が買われており、ナスダックが3日ぶりに反発したことも手掛かりになりそうだ。ただし、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の感染が拡大視する中、経済活動の正常化が遅れるとの懸念がくすぶるなか、積極的な売買は手控えられやすい。

また、足元で半導体株の弱い値動きが目立っており、米国ではマイクロンテクノロジーがアナリストによる格下げが嫌気され、6%を超える下落の影響からSOX指数は下落している。東京市場においても、連日で東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が日経平均の重荷となるなど、引き続き半導体株の動向を見極める必要がありそうだ。

日経平均は5日、25日線が支持線として意識されており、同線が位置する28000円水準での底堅さは見られそうである。米国市場の上昇の流れからSQ値が高くなる可能性があり、これが心理的な抵抗になる可能性はあるものの、下値の堅さが見られることで売り仕掛けづらくさせそうだ。基本的は28000円からの売り仕掛けに対しては押し目狙いに。

物色の流れとしては指数インパクトの大きい値がさ株の動向を睨みつつ、バリューシフトといったところか。また、決算を手掛かりとした物色では、個人主体の売買により大きく動意付く銘柄が目立っている。お盆休みに入ることもあり、個人主体の中小型株物色が中心になりやすいだろう。
《AK》

提供:フィスコ
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