東エレクの決算内容を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい/オープニングコメント

16日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。13日の米国市場ではNYダウが15ドル高と小幅に上昇。8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想外に10年ぶり低水準に落ち込むと、景気回復期待が後退。しかし、企業の好決算や連邦準備制度理事会(FRB)が長期にわたり低金利を維持するとの期待を受けた買いが下支えとなり、ダウは連日で史上最高値を更新して終了。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の27900円。円相場は1ドル109円60銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の相場展開になりそうだ。米国市場の上昇は材料視されるものの、新型コロナウイルス感染症拡大が重荷となり、押し目買い意欲はそれほど強まらないだろう。また、米長期金利の低下を受けて半導体株の一角が買われており、SOX指数は反発している。そのため、足元で弱い値動きが続いているハイテク株へは見直す動きも意識されやすいところであるが、東エレク<8035>の決算を控えていることもあり、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、米半導体株上昇の影響も限られそうである。

今週はお盆休みから機関投資家の売買は膨らみづらいと考えられ、薄商いのなかを先物主導の売買に振らされやすい需給状況になりやすいところか。また、本日の東エレクの決算で決算発表は一巡することになるため、決算を手掛かりとした物色も次第に落ち着いてきそうである。決算を改めて消化した物色も中小型株物色が中心になりやすく、短期的な資金が中心のため一部の銘柄に資金が集中することになりそうだ。

また、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、8月SQ値を捉える動きは期待しづらい。リバウンド機運も高まらず、こう着感の強い相場展開が見込まれる。日経平均は5日、25日線が27920円~27950円辺りに位置していることもあり、同水準での底堅さを見せられるかが注目されるところ。この水準を明確に下回ってくるようだと、短期筋を中心とした先物主導で下に仕掛けてくる動きに注意する必要も意識されてきそうである。
《AK》

提供:フィスコ
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