26日の米国市場ダイジェスト:NYダウ192ドル安、早期の金融緩和縮小や地政学的リスクを警戒

■NY株式:NYダウ192ドル安、早期の金融緩和縮小や地政学的リスクを警戒

米国株式市場は反落。ダウ平均は192.38ドル安の35213.12ドル、ナスダックは96.05ポイント安の14945.81で取引を終了した。企業の好決算を期待し、寄り付き後、上昇。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)の経済シンポジウムでのパウエル議長の演説を控え、数人の地区連銀総裁が新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大にもかかわらず、年内の緩和縮小開始を支持したため、警戒感から下落に転じた。その後、アフガニスタン空港付近での同時多発テロを嫌気し引けにかけて下げ幅を拡大。セクター別では、耐久消費財・アパレルや自動車・自動車部品の下落が目立った。唯一不動産が上昇。

台所・家庭用品の小売り販売、ウィリアムズ・ソノマ(WSM)は四半期決算の内容が予想を上回り、上昇。また、化粧品メーカーのコティ(COTY)は四半期決算で売上が予想を上回ったほか、年内の売り上げ見通しも好感され、買われた。一方で、小売りのアバクロンビー&フィッチ(ANF)は決算の内容が予想を下回り、下落。ディスカウント小売りのダラー・ゼネラル(DG)は決算の内容が予想を上回ったが、サプライチェーンの混乱が向かい風となり、予想を下回った通年の業績見通しが嫌気され、売られた。

在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は取引終了後に四半期決算を発表。赤字幅が予想を上回ったほか、見通しも弱く、失望感に売られ、時間外取引で下落している。

Horiko Capital Management LLC

■NY為替:アフガン情勢悪化を警戒して安全逃避の円買い

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円23銭まで上昇後、109円94銭まで下落して、110円07銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の数人の高官が「デルタ株流行による景気への影響は限定的」との理由で資産購入縮小を年内に開始する必要性について主張したため、長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。その後、アフガニスタンの首都カブールにある空港周辺で複数のテロ攻撃が発生し、多数の米軍関係者の死亡が報じられたことから、情勢悪化を警戒したリスク回避の円買いが強まった。

ユーロ・ドルは、1.1776ドルから1.1746ドルまで下落して1.1752ドルで引けた。ユーロ・円は129円64銭から129円23銭まで下落。ポンド・ドルは1.3736ドルから1.3690ドルまで下落。ドル・スイスは0.9159フランから0.9192フランまで上昇した。

■NY原油:反落で67.42ドル、株安などを意識した売りが入る

NY原油先物10月限は反落(NYMEX原油10月限終値:67.42 ↓0.94)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-0.94ドルの67.42ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは67.02ドル-68.31ドル。アジア、ロンドン市場では68ドル近辺で伸び悩んだ。ニューヨーク市場の終盤に68.31ドルまで戻したが、株安を意識して通常取引終了後の時間外取引で67.02ドルまで売られた。ポジション調整的な売りも観測された。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 42.04ドル -0.11ドル(-0.26%)
モルガン・スタンレー(MS) 103.84ドル -0.25ドル(-0.24%)
ゴールドマン・サックス(GS)412.41ドル -0.71ドル(-0.17%)
インテル(INTC) 53.13ドル -0.68ドル(-1.26%)
アップル(AAPL) 147.54ドル -0.82ドル(-0.55%)
アルファベット(GOOG) 2842.46ドル -16.54ドル(-0.58%)
フェイスブック(FB) 364.38ドル -4.01ドル(-1.09%)
キャタピラー(CAT) 211.24ドル -3.52ドル(-1.64%)
アルコア(AA) 41.42ドル -0.64ドル(-1.52%)
ウォルマート(WMT) 147.35ドル -1.61ドル(-1.08%)
《ST》

提供:フィスコ
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