注目銘柄ダイジェスト(前場):MRT、ASTI、エアトリなど

ASTI<6899>:1871円(-361円)
大幅続落。前日に業績予想の下方修正を発表、上半期営業利益は従来の7億円から1.5億円に、通期では19億円の黒字から5億円の赤字に下方修正している。ベトナム拠点での稼働率が大幅に低下したことで代替生産を実施しているが、代替拠点での生産設備投資・増員に伴う人件費、輸送費用などの多額の費用支出を見込んだとしている。第1四半期の収益は急回復していたため、大幅下方修正にはネガティブサプライズ。

西松屋チェ<7545>:1438円(-円)
下げ渋り。前日に上半期の決算を発表、営業利益は64.5億円で前年同期比横ばいとなっている。従来予想の68.5億円を下回る着地に。第1四半期は同25.5%の増益であったため、6-8月期は一転して減益となる形になっている。低気温や長雨の影響で夏物衣料が伸び悩んだもよう。同時に、発行済み株式数の0.71%に当たる43万6000株、5億円を上限とする自社株買いの実施も発表しているが、想定以上の収益鈍化をマイナス視の動きが優勢。

東京電力HD<9501>:323円(-30円)
大幅反落。原子力規制委員会では、柏崎刈羽原発でテロ対策不備があった問題を受け、のべ2000時間に及ぶ今後の本格的な検査についての方針を確認したと報じられている。これまで規制委員会が把握した内容と同社が提出した報告書の内容に整合性がとれているかなどを検証していくもよう。検査期間は1年前後になるとされていることで、再稼働時期のずれ込みを警戒視する動きにつながっているようだ。

エアトリ<6191>:4320円(+420円)
大幅続伸。明日から緊急事態宣言が全面解除となり、引き続き、今後の旅行需要の急回復を期待する動きが優勢となっている。加えて同社に関しては、Googleホテル広告にて「エアトリ国内ホテル」宿泊プラン情報の掲載を開始と前日に発表しており、新規顧客獲得の拡大も期待されている。また、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画も前日に発表している。

日電硝<5214>:2628円(+218円)
大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表、21年12月期営業利益は従来の280億円から340億円、前期比92.5%増にまで引き上げ、今期3度目の上方修正となる。液晶用基板ガラス、ガラスファイバとも需要が想定以上に旺盛で、価格も上昇基調にあるもよう。300億円程度の市場コンセンサス水準も上回っている。また、発行済み株式数の5.17%に当たる500万株、100億円の自己株式取得も発表している。

旅工房<6548>:1449円(+145円)
年初来高値。19都道府県の緊急事態宣言と8県のまん延防止等重点措置が30日を期限として全て解除されることから、旅客需要回復を期待した買いが続いている。新型コロナウイルスの感染拡大が一服したとの見方も買い安心感を生んでいるようだ。旅工房のほか、アドベンチャー<6030>も年初来高値を記録。HANATOUR JAPAN<6561>やベルトラ<7048>、ベストワンドットコム<6577>も値を上げ、旅行・観光関連全般に投資資金が流入している。

MRT<6034>:2390円(+398円)
一時ストップ高。日本郵政<6178>傘下の日本郵便(東京都千代田区)とオンライン診療からオンライン服薬指導、処方薬配送まで一貫してサービスを提供するプラットフォームの構築に向けた実証実験のため、基本合意書を締結したと発表している。MRTが有する医療機関・医師とのネットワークや会員基盤を活用し、日本郵便の配送網を利用した処方薬の最短当日配送スキームを取り入れた新たなプラットフォームの構築を検討する。

BASE<4477>:1116円(+64円)
大幅に4日ぶり反発。ネットショップ作成サービス「BASE」とショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」がプロダクト連携を目的に提携したと発表している。TikTokを活用したBASE加盟店による円滑なネットショップへの集客や販促を目指す。ブランド認知や顧客獲得でTikTokを活用するケースが増えており、TikTokのユーザー数やユーザー層も拡大しているという。
《ST》

提供:フィスコ
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